コミックBOMB

  • 漫画の語源
  • 「漫画」という言葉は、字義的には「気の向くままに漫然と描いた画」という意味である。 語源は、よくわかっていないが、随筆を意味する漢語「漫筆」が「漫筆画」を経て「漫画」になったとする説と、 「漫画(まんかく)」という名のヘラサギに由来するとの説がある。

    江戸時代には、山東京伝や葛飾北斎の作品の序文や題名で、用語「漫画」が「絵による随筆」「戯画的な絵」という意味で 使用されている。

    明治時代になると、今泉一瓢が"caricature"や"cartoon"の訳語として「漫画」を用いた。 北澤楽天は"comic"の訳語として「漫画」を使用し、以降はこの意味が「漫画」の最も一般的な用法として定着した。

    出典:ウィキペディア(Wikipedia)

  • 漫画の歴史
  • 漫画発祥の時期と場所については、主に漫画の定義に依存する多数の異なった説が存在する。 スコット・マクラウドを含む多くの研究者や文献は、 エジプトのヒエログリフ、日本の絵巻物、ヨーロッパのステンドグラス、 コロンブス到達以前の中央アメリカ大陸の絵物語、バイユーのタペストリーなどを、漫画の起源として挙げている。

    しかしながら、ロジャー・セービンは、この見解は漫画を芸術形式として正当化するために、 歴史的資料を漫画の系譜に位置付けようとする企てであると反論している。

    出典:ウィキペディア(Wikipedia)

  • 各言語における漫画の呼び名
  • 英語でコマ割り漫画を意味する comics (コミック)は、ギリシャ語で「喜劇」を意味するΚωμικός(コーミコス)から派生した、「滑稽な」を意味する形容詞 comic に由来する言葉である(現代のギリシャ語でも、同じ語源を持ち、おそらくは英語の影響をも受けた用語Κόμικς(コーミクス)が、漫画の意味で使われている)。初期の漫画の多くはほぼ同じサイズのコマを一列に並べた物であり、また、ほとんどは滑稽な内容を扱っていたために、これらのジャンルには comic strip (コミック・ストリップ、滑稽な端切れ)という呼び名が与えられた。それらを一冊の冊子にまとめた物は、 comic book (コミック・ブック、滑稽な本)と呼ばれ、それが短縮されて comic となった。しかしながら、漫画が深刻なテーマを取り扱うようになると、それらに冠された comic という名は混乱をもたらし、 これを嫌ったアメリカ合衆国の漫画家ウィル・アイズナーは sequential art (シーケンシャル・アート、「連続された絵画」の意味)という呼び名を導入した。なお、英語の comic はアイズナーが代替語として sequential art という用語を提案した事からも分かる通り、原則的には複数のコマで構成される漫画のみを指す用語である。英語では一コマ漫画は cartoon (カートゥーン)あるいは panel (パネル)と呼ばれる。現代の英語の cartoon という用語が、専ら animated cartoon (アニメーション作品)を指す言葉として使われるようになったため、印刷媒体の上での一コマ漫画である事を強調したい時は、printed cartoon と表記される。

    英語の comic という言葉はヨーロッパ諸国へも輸出され、ドイツ語の Comic(コミーク)やロシア語の Комикс 等の呼び名は、英語の comic に由来する。そしてオランダ語では主に strip が漫画の呼び名として使われている。ただし、ドイツ語でも漫画に対して自国語由来の Bildergeschichte (ビルダーゲシヒテ、絵の物語)という言葉が使われる事がある。

    一方、漫画に対して英語の comic とは異なる呼び名を持つ言語圏も多数あり、フランスやベルギーといったフランス語圏では bande dessinée (バンド・デシネ)が使われている。これは「絵の描かれた帯」という意味で、英語の comic strip と同様に、漫画のコマの配列について言及した言葉である。

    フィンランド語の sarjakuva (サルヤクヴァ、「連結した(sarja)」+「画像(kuva)」)も、やはり同様の意味の言葉である。

    スペイン語では、アメリカンコミックのようなストーリー性のあるものはそのまま comic(コミック) 、もっと軽い、どちらかと言えば子供向けのものは tebeo(テベオ、単語の由来は後述**) 、風刺画、戯画のようなものは historieta (イストリエタ)、viñeta (ビニェータ)、caricatura (カリカトゥーラ)等と呼ばれる。近年スペインでは絵やストーリーのスタイルが日本の漫画から大きな影響を受けている作品群はそのまま manga(マンガ) と呼ばれ、2012年には王立スペイン語アカデミー編纂のスペイン語辞書第23版にも外来語として記載されるようになった。 

    tebeo (テベオ)は1917年にバルセロナで創刊された長寿漫画雑誌 TBO に由来する。TBO はスペイン語の te veo (私は君を見る)から付けられたタイトルである。 イタリア語では漫画は fumetto (フメット)と呼ばれる。これはイタリア語で「煙」を表す fumo (フーモ)に由来する言葉で、漫画のフキダシの形からこの呼び名が生まれた。fumetto の複数形は fumetti (フメッティ)であるが、この言葉はアメリカではイタリアの漫画よりも、むしろ写真を用いた漫画を表す言葉として使われている。

    中国語圏や韓国語圏では、日本から輸出された「漫画」の表記のそれぞれの現地発音による「漫画」(台湾と香港では「漫畫」)(マンホア)や 만화 (マンファ)という呼び名を使う。

    エスペラント語では漫画一般を指す言葉として、bildo(画像)とliteraturo(文学)を組み合わせた言葉 bildliteraturo(ビルドリテラツロ)が作られたが、日本風の漫画に関してはmangao(マンガーオ)と表記することもある。

    日本では、「漫画」「マンガ」「まんが」「コミック」などと呼称されている。また、出版業や製造業などビジネス界では、漫画絵のことを「ポンチ絵」とも呼称している。詳細は「日本の漫画」項を参照。

    出典: ウィキペディア(Wikipedia)